Articles of the Series
染め、織り、焼き物、日本酒、日本刀……科学が発達する以前から、先人たちは経験と勘によってものづくりの技を磨き上げてきました。その匠の技に潜む科学の原理を紐解き、日本のものづくりの奥深さを現代の視点から見つめ直します。
藍甕の黄緑色の液面と、空気に触れて青に変わる染めの裏には、インディゴを溶かす還元菌と酸素を消費する菌の分業がある。東大・加藤創一郎氏は、すくも発酵のpH変化や菌の分業を解析。職人の経験則をデータ化し、藍染の安定化と新たな可能性を探る。