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Articles of the Series

Crossing Perspectives

なぜ彼らは、日本の工芸に惹かれたのか?暮らし、働き、学びのなかで出会った“技”の世界。異なる文化に育まれた感性で見つめた、日本の手仕事の魅力と、その先に広がる可能性を語ります。

盆栽師とは何か ——日本の工芸「盆栽」に魅せられた軌跡(ビョルン・L・ビョルホルム)
盆栽師とは何か ——日本の工芸「盆栽」に魅せられた軌跡(ビョルン・L・ビョルホルム)

盆栽師とは何か ——日本の工芸「盆栽」に魅せられた軌跡(ビョルン・L・ビョルホルム)

映画『ベスト・キッド』をきっかけに盆栽に興味を持ったビョルン・ビョルホルムは、日本での修業を経て盆栽師となる。藤川幸華園での経験や失敗を糧に技術と姿勢を学び、現在は京都を拠点に国際的な盆栽普及に取り組んでいる。

外国人初の日本刀鍛冶職人・光綱 一振りに込める情熱(ジョハン・ロイトヴィラー)

外国人初の日本刀鍛冶職人・光綱 一振りに込める情熱(ジョハン・ロイトヴィラー)

2024年には文化庁より正式に日本刀製作の許可を受け、外国人として初めて公的に認められた日本刀鍛冶職人となる。アルプスの自然に育まれた感性と日本の伝統技術への敬意を融合し、日本刀の新たな可能性を追求している。

消滅への抵抗──織りと染めが出会うとき(ハンナ・ウォルドロン)

消滅への抵抗──織りと染めが出会うとき(ハンナ・ウォルドロン)

手仕事による織物には、素材と想像力が交わる独自の魅力がある。ハンナ・ウォルドロンは、日本の絣織や筒描きに見られる染めと防染の工程に触れ、その複雑さと献身性を体験した。これらの工芸は、自然素材と人の手による長い工程を通じて成立している。

東西をつなぐデザイン:「Oku」が生まれるまで(キャスリーン・ライリー)

東西をつなぐデザイン:「Oku」が生まれるまで(キャスリーン・ライリー)

スコットランド出身のキャスリーン・ライリーは、日本の職人技と西洋の概念的デザインを融合させる活動を行う金属工芸家である。燕三条での滞在を経て、職人との協働によりナイフ「Oku」を開発し、国際的な評価を獲得した。さらに日英の文化をつなぐプロジェクトも展開している。

静けさの中の感覚──日本の美に触れて(トゥリース・デ・ミッツ)

静けさの中の感覚──日本の美に触れて(トゥリース・デ・ミッツ)

ベルギー出身のアーティスト、トゥリース・デ・ミッツが日本での滞在経験を通して得た素材観や美意識について語る。信楽での制作や日本文学の影響をもとに、「身体」や「感覚」をテーマとした作品の背景を紹介する。日本文化との出会いが作品制作に与えた変化を説明している。

和紙という矛盾の美 ── 強さと繊細さのあいだで(サラ・ブレイヤー)

和紙という矛盾の美 ── 強さと繊細さのあいだで(サラ・ブレイヤー)

サラ・ブレイヤーは、和紙との出会いをきっかけに独自の表現を確立したアーティストである。越前の工房で制作を続けながら、瞑想と結びついた制作プロセスを通じて、光や水の表現を追求している。京都・光明院では襖絵「Lapis Waterfalls」を制作し、空間との調和を生み出した。

ルビニャックから東京へ(アンドシュ・プローデル)

ルビニャックから東京へ(アンドシュ・プローデル)

フランス出身のアンドシュ・プローデルは、谷田章三との出会いをきっかけに陶芸へと転向した。日本文化や文学への関心を背景に、楽焼の茶碗制作を通じて日本の美意識を探求している。

私の目に映る、日本の伝統工芸の魅力(ロバート・イエリン)

私の目に映る、日本の伝統工芸の魅力(ロバート・イエリン)

ロバート・イエリンは、日本各地の陶芸家と出会いながら現代陶芸の魅力を世界へ発信してきた。地域ごとの土や歴史、茶道や禅との関係性を通じて、日本の焼き物の価値と精神性を語る。

SHIGARAKI CERAMIC CULTURAL PARKで過ごした私の冒険(カトリーヌ・ジャノラ)

SHIGARAKI CERAMIC CULTURAL PARKで過ごした私の冒険(カトリーヌ・ジャノラ)

滋賀県立陶芸の森でのアーティスト・イン・レジデンスを通じて、日本の陶芸や自然観に触れた経験を語る。信楽での制作や焼成、他国の作家との交流を通じ、「間」や素材の偶然性を取り入れた表現への理解を深めた過程が描かれている。

日本の絞り染め:工芸に息づく伝統、未来へ紡ぐ物語(リッディ・ジェイン)

日本の絞り染め:工芸に息づく伝統、未来へ紡ぐ物語(リッディ・ジェイン)

日本の絞りとの出会い有松の駅を降りた瞬間から、それは始まります。絞り染めの模様が型押しされたガラスの手すり、絞った反物を模したコンクリート製の車止め、大きな絞り染めの魚が建物の正面を彩り、この町がまさに「絞り」とともに生きていることを実感するのです。

伝統工芸をつないでいくための3つの視点(ゾェルゲル・ニコラ)

伝統工芸をつないでいくための3つの視点(ゾェルゲル・ニコラ)

日本文化との出会いと家業への参画私が日本文化に触れ始めたのは、ヨーロッパの大学で妻と出会ったことがきっかけでした。

「Made in Japan」の魂を発見(ジョナタン・バーナベ)

「Made in Japan」の魂を発見(ジョナタン・バーナベ)

2015年、結婚を機に、私の新しい人生が始まりました。静岡に移り住み、義実家が営む「株式会社水鳥工業」という下駄づくりの世界へ足を踏み入れました。

日本工芸の未来を照らす鍵となる“匠”の継承(バイメル・スティーブエン)

日本工芸の未来を照らす鍵となる“匠”の継承(バイメル・スティーブエン)

1971年3月9日、私は23歳で初めて日本を訪れました。飛行機の階段を下り、羽田空港の滑走路に足が触れた瞬間、何かが起きそうな感覚を覚えました。

フランスから大阪へ、堺の伝統と魅力を伝え続ける鍛冶職人の物語(エリック・シュバリエ)

フランスから大阪へ、堺の伝統と魅力を伝え続ける鍛冶職人の物語(エリック・シュバリエ)

フランスでの出会い私が初めて日本と出会ったのは高校生のときでした。隣の席の友人が日本の音楽を聴いていて、その美しい言葉にすぐに魅了され、「この言語を学びたい」と強く思いました。

友禅を文化の架け橋に:伝統の技と未来へのビジョン(トゥリカ・ランジャン)

友禅を文化の架け橋に:伝統の技と未来へのビジョン(トゥリカ・ランジャン)

はじめにそれは世代を超えて受け継がれてきた、職人たちの情熱に包まれた神秘的な世界です。日本の工芸には、先人たちが築き上げた技術の層が織り重なっているだけでなく、未来への想いや哲学が込められています。

日本の工芸:久留米絣と織物のネットワーク(ベラ・ブラックロ)

日本の工芸:久留米絣と織物のネットワーク(ベラ・ブラックロ)

私が初めて日本の工芸品と出会ったのは、2019年に交換留学生として広島市立大学を訪れたときでした。授業を通じて知った職人たちの献身的な姿勢と正確さに深く感銘を受け、この分野についてもっと学びたいと思うようになりました。

【伝統と創造の間で】日本在住のフランス人デザイナー(マチルダ・ロザン・プレジオン)

【伝統と創造の間で】日本在住のフランス人デザイナー(マチルダ・ロザン・プレジオン)

日本での第一歩私が日本を好きになった理由を尋ねられたとき、幼少期のエピソードを思い出します。90年代に母がオープンした日本食レストランは、当時フランスでは生魚を食べる習慣がなかったため、成功しませんでした。

能の過去、現在、未来?(ジョン・オグルビー)

能の過去、現在、未来?(ジョン・オグルビー)

1990年代、ニューヨークで俳優として活動していた私は、物語性を排除し、雰囲気を重視したパフォーマンスが主流となっていたダウンタウンのシーンに身を置いていました。

手漉き和紙の挑戦:現代を貫く制作の技(エベン・エミリ)

手漉き和紙の挑戦:現代を貫く制作の技(エベン・エミリ)

2008年、私は京都にある有名な和紙専門店、紙司柿本を訪れました。紙司柿本では、何百種類もの美しい和紙が販売されています。

神聖なる画材(アラン・ウエスト)

神聖なる画材(アラン・ウエスト)

日本画家にとって最低限必要な画材がいくつかあります。紙、岩絵具、膠(にかわ)、筆などですが、その中でもっとも神聖なものとして、私は紙を挙げたいと思います。

日本の織物における宝物の再発見:あるフランス人デザイナーの旅(クレモンティーヌ・サンドネール)

日本の織物における宝物の再発見:あるフランス人デザイナーの旅(クレモンティーヌ・サンドネール)

一目で魅了された東京の蚤の市で、初めて本物の着物を見たときのことは忘れられない。それは着物の上にまとう「羽織り」という短い上着で、光沢のあるオリーブグリーンのシルク地に、花のモチーフが刺繍によって施されていた。

藍と日本の工芸品:私のインスピレーションの源について(サリー・ハンコックス)

藍と日本の工芸品:私のインスピレーションの源について(サリー・ハンコックス)

日本の工芸や伝統を継承する職人に対しての深い敬意は、本当に素晴らしいと感じる。工芸品は美しく、洗練されており、表現力豊かで多様性に富んでいる。

岐路に立つ日本の芸術と文化 -国家のアイデンティティの源泉としての、日本の伝統保存と進化-(デビット・スタンリー・ヒューエット)

岐路に立つ日本の芸術と文化 -国家のアイデンティティの源泉としての、日本の伝統保存と進化-(デビット・スタンリー・ヒューエット)

デビット・スタンリー・ヒューエットは、日本文化や伝統工芸の保護と継承を国家のアイデンティティに関わる重要なテーマとして語る。30年以上にわたり日本各地を巡り、職人や芸術家との交流を重ねながら創作活動を続けてきた。輪島漆器や酒井硝子との協業では、日本の工芸技術を取り入れた作品制作にも取り組んでいる。

予期せぬ旅(ラッジ・ジェフ)

予期せぬ旅(ラッジ・ジェフ)

私の名前はジェフです。茨城県で提灯職人になり7年が経ちます。大型の提灯(火袋)と祭り用のうちわを専門に作っています。