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Articles of the Series

つくり手を訪ねて

つくり手のいる場所へ、直接会いに行く。工房で交わした言葉、手仕事の現場で感じたこと。職人たちの技と生き方を、対話を通じて届けます。

酒を注ぐと星が浮かぶ器 「宙COCORO」が生まれるまで
酒を注ぐと星が浮かぶ器 「宙COCORO」が生まれるまで

酒を注ぐと星が浮かぶ器 「宙COCORO」が生まれるまで

林佛壇店は、新潟・白根仏壇の蒔絵技術を受け継ぎながら独自の表現を模索してきた。15年かけて確立した焼付技術を生かし、燕三条の金属加工と融合した酒器「宙COCORO」を生み出した。

ノコギリ屋根の光のなかで、個性を織る——桐生絹織、若手職人たちの声

ノコギリ屋根の光のなかで、個性を織る——桐生絹織、若手職人たちの声

桐生絹織で働く上杉陸と内藤丸綺は、織物づくりを通して桐生織の技術や産地文化を受け継いでいる。工場見学や作品展示など新たな表現にも挑戦しながら、地域全体で支えるものづくりの未来を模索している。

「過去の肩書では、飯は食えない」高取焼鬼丸雪山窯元が伝統の外側で切りひらく、次の100年

「過去の肩書では、飯は食えない」高取焼鬼丸雪山窯元が伝統の外側で切りひらく、次の100年

高取焼鬼丸雪山窯元の鬼丸碧山は、伝統工芸が抱える後継者不足や制度的課題に向き合いながら、海外展開や異業種連携によって新たな価値創出を進めている。九州大学との陶器スピーカー開発や地域活性化活動を通じ、工芸を未来につなぐ実践を続けている。

八女提灯「伊藤権次郎商店」8代目の伊藤博紀に聞く、世界から異例の依頼が絶えない理由

八女提灯「伊藤権次郎商店」8代目の伊藤博紀に聞く、世界から異例の依頼が絶えない理由

福岡県八女市で1815年に創業した八女提灯の老舗「伊藤権次郎商店」は、海外映画の美術セットや海外商業施設とのコラボレーションなど、伝統工芸の枠を超えた展開を続けている。8代目代表である伊藤博紀は伝統技術を守りながら、空間演出や現代アートへと提灯の価値を拡張している。

島を歩けば、どこからか香りが届く。淡路島の線香職人が守り続ける、見えない仕事

島を歩けば、どこからか香りが届く。淡路島の線香職人が守り続ける、見えない仕事

淡路梅薫堂の矢野孝幸は、淡路島の気候と海運の歴史に支えられた線香づくりを継承し、乾燥工程や香りの役割に強いこだわりを持っている。煙の少ない線香や体験型商品、研究機関との連携を通じて、現代の暮らしに合わせた香文化の可能性も広げている。

土木業界から転身した自由な人形師 小副川太郎が描く新たな博多人形像

土木業界から転身した自由な人形師 小副川太郎が描く新たな博多人形像

土木業界から転身した博多人形師・小副川太郎は、全工程を一人で担う伝統技法を守りながら活動している。写実的な「美人もの」にとらわれず、雅楽の面などから着想を得たデフォルメ表現で新たな価値を提示している。

公務員志望から富岡の養蚕農家へ、浅井広大が「五感で蚕を飼う」道を選んだ理由とは?

公務員志望から富岡の養蚕農家へ、浅井広大が「五感で蚕を飼う」道を選んだ理由とは?

群馬県富岡市で古民家とビニールハウスを活用し、高品質な繭を生産する養蚕農家・浅井広大。公務員志望から現場に転じ、五感を用いた飼育技術や持続可能な農業経営の仕組みづくりに取り組む。

【Artisanサイトリニューアルのお知らせ】伝統と先端を接続するメディアへ

【Artisanサイトリニューアルのお知らせ】伝統と先端を接続するメディアへ

このたび、「Artisan」は、fashion tech news内のコンテンツから独立し、新たなサイトとして生まれ変わります。

大漁を祝う染物を現代へ——鴨川萬祝染 鈴染、4代目の挑戦

大漁を祝う染物を現代へ——鴨川萬祝染 鈴染、4代目の挑戦

千葉・鴨川に伝わる「萬祝」は、大漁を祝う漁師たちの晴れ着として生まれた染物だ。海外での経験を機に家業を継いだ「鈴染」4代目・鈴木理規が、房総の漁師文化に根ざした萬祝を現代へ伝えている。

養蚕から織りまですべてをつなぎ、 「絹」の魅力を世界へ届ける「工房おりをり」

養蚕から織りまですべてをつなぎ、 「絹」の魅力を世界へ届ける「工房おりをり」

福島県は古くから絹織物の産地である。生産が減少するなか、「工房おりをり」の鈴木美佐子さんは養蚕から織りまでを手がけ、絹文化の継承と発信に取り組んでいる。

引き込まれそうに黒い名古屋黒紋付染、山勝染工が探る伝統産業の新しい形

引き込まれそうに黒い名古屋黒紋付染、山勝染工が探る伝統産業の新しい形

黒が黒い。名古屋黒紋付染を形容する上で、もっとも的確な表現である。慶長16(1611)年、尾張藩士が旗や幟などの製造を始めたことを起源とする名古屋黒紋付染は、天保年間(19世紀半ば)に独自の「紋型紙板締め技法」を考案。明治に入ってからは板が金網へと改良され、「紋当金網付け技法」となって今に続いている。

型を守り、型を破る——黒羽藍染紺屋8代目という在り方

型を守り、型を破る——黒羽藍染紺屋8代目という在り方

栃木県・大田原市黒羽地域で江戸時代から続く藍染工房「黒羽藍染紺屋」。8代目の小沼雄大は伝統を継承しながら、スニーカーや空間デザイン、異業種との協業に取り組む。型を守りつつ新たな表現を追求している。

首里織、戦火を越えて──宮平家3代が紡ぐ革新と継承

首里織、戦火を越えて──宮平家3代が紡ぐ革新と継承

かつて首里王府の城下町として栄えた首里で、王家や貴族の衣装として愛された織物がある。「首里織」と呼ばれるその染織品は、戦火による壊滅的な被害と、戦後の劇的な復興を経て、現代にその美しさを伝えている。

染めの街の失われた風景をたぐり寄せる──江戸更紗、染の里おちあい

染めの街の失われた風景をたぐり寄せる──江戸更紗、染の里おちあい

東京新宿区落合にある「染の里おちあい」は、江戸更紗や江戸小紋などの染物を今に伝える拠点。代表理事の高市洋子は、100年以上続く染工房を継承し、技術の継承と地域文化の再生に取り組んでいる。

祈りの灯りを、次の時代へ:八女提灯・シラキ工芸

祈りの灯りを、次の時代へ:八女提灯・シラキ工芸

福岡県八女市で受け継がれてきた八女提灯。祖先を迎える祈りの灯りとして、日本人の暮らしに寄り添ってきた伝統工芸だ。需要の縮小という現実のなかで、2代目は若い職人に場を託し、新しい灯りの形を模索している。

海外愛好家も惹き付ける3代目・清水醉月の急須、醉月陶苑による四日市萬古焼

海外愛好家も惹き付ける3代目・清水醉月の急須、醉月陶苑による四日市萬古焼

萬古焼は18世紀、桑名の豪商・沼波弄山によって始まり、「萬古不易」の印に由来して名付けられた。一度途絶えた後に再興され、現在は四日市萬古焼として受け継がれている。四日市の工房・醉月陶苑では、3代目・清水醉月が急須づくりを続けている。

宙吹ガラス工房 虹が継承する「人真似をしない」創造の精神

宙吹ガラス工房 虹が継承する「人真似をしない」創造の精神

沖縄県読谷村の「やちむんの里」にある宙吹ガラス工房 虹は、唯一のガラス工房として存在感を放つ。「泡ガラス」の技法で独自の地位を築いた同工房の背景には、創設者・稲嶺盛吉と息子・盛一郎の葛藤と和解、そして創造への執念があった。

伝統の揺らぎの中で──沖縄・やちむん「育陶園」が描く“壺屋の景色”

伝統の揺らぎの中で──沖縄・やちむん「育陶園」が描く“壺屋の景色”

沖縄県那覇市壺屋で300年以上やちむんづくりを続ける育陶園。6代目の高江洲若菜は、伝統と革新の間で揺れながら、製造・販売・体験をつなぐ体制を整え、壺屋の景色を次世代へ継承する取り組みを進めている。

厳しい風土に咲いた、祈りのかたち「三春駒」に込められた願い

厳しい風土に咲いた、祈りのかたち「三春駒」に込められた願い

福島県郡山市の職人集落「デコ屋敷」にある彦治民芸では、木から削り出す伝統製法で三春駒が作られている。三春駒は平安時代の伝説を起源とし、子どもの成長や健康を願う縁起物として受け継がれてきた。職人たちは地域の暮らしの中で培われた技を守りながら制作を続けている。

日本の伝統の髪型を支える櫛留商店、つげ櫛の歯に込められた職人の魔力

日本の伝統の髪型を支える櫛留商店、つげ櫛の歯に込められた職人の魔力

手作りのつげ櫛で、髪をとかしたことがある人は、どれほどいるだろうか。もしかすると、触ったことがない人がほとんどかもしれない。名古屋城の北に工房を構える櫛留商店で、初めてつげ櫛の使い心地と職人技に触れる。

仲嶺三味線店が創る 三線の「測れる」音色と持続可能な未来

仲嶺三味線店が創る 三線の「測れる」音色と持続可能な未来

沖縄県那覇市安里の仲嶺三味線店では、三線の音作りを科学的に解析し数値化する取り組みが進められている。伝統的な職人技に依存してきた製作工程に対し、原材料の枯渇や技術継承の課題を背景に、新たな方法での継承が模索されている。

角萬漆器が描く琉球漆器の未来、デジタル技術と手仕事で塗り重ねる島の心

角萬漆器が描く琉球漆器の未来、デジタル技術と手仕事で塗り重ねる島の心

沖縄県那覇市首里山川町にある創業120年以上の角萬漆器は、琉球王国の交易文化の中で発展した琉球漆器を継承する老舗。6代目・嘉手納豪は、伝統的な手仕事とデジタル技術を融合させ、「しまぬくくる」を体現するものづくりに取り組んでいる。

丸正織物工房の3代目が挑む琉球絣の再定義 ──「産業」としての工芸

丸正織物工房の3代目が挑む琉球絣の再定義 ──「産業」としての工芸

沖縄県南風原町に工房を構える丸正織物工房の三代目・大城幸司は、表参道でのアパレル経験を経て家業を継承。伝統工芸である琉球絣を「産業」として再定義し、持続可能な形での発展を模索している。

伝統工芸士というジョブを選んで——甲州印伝3代目・山本裕輔

伝統工芸士というジョブを選んで——甲州印伝3代目・山本裕輔

甲州街道の宿場町として栄えた山梨・甲府で400年以上受け継がれてきた甲州印伝。3代続く工房「印伝の山本」を率いる山本裕輔さんは、最年少で伝統工芸士の称号を得た職人だ。伝統を守りながら革新に挑む姿を追う。

炎の向こうに時間を灯す大森和蝋燭屋:7代目が守り続ける「生掛け」の技法

炎の向こうに時間を灯す大森和蝋燭屋:7代目が守り続ける「生掛け」の技法

愛媛県内子町に残る大森和蝋燭屋は、四国で唯一の和蝋燭店。櫨の実から採れる木蝋を用い、蝋を手で塗り重ねる「生掛け製法」を守り続ける7代目・大森亮太郎に、日々の仕事と灯りの時間について話を聞いた。

作り続ける、それが守ること——東京最後の結桶師・桶栄 川又栄風

作り続ける、それが守ること——東京最後の結桶師・桶栄 川又栄風

江戸から続く結桶の技を継承する桶栄は、東京・深川で木桶づくりを続けている。サワラ材を用いた江戸櫃は、水分を調整しながら米の美味しさを保つ道具として機能する。精度の高い円形に仕上げる技術と素材の特性を活かし、日常の中で生きる工芸として受け継がれている。

道後とともに醸すということ:水口酒造

道後とともに醸すということ:水口酒造

130年以上の歴史を持つ水口酒造は、道後温泉という観光地の中心で酒を醸し続けてきた。温泉と酒、観光と工芸、伝統と革新を一つの思想に束ね、日本酒を土地の文化を体験するための媒体として位置づけている。

江戸の粋を、現代の感性で摺る──関岡木版画工房7代目の挑戦

江戸の粋を、現代の感性で摺る──関岡木版画工房7代目の挑戦

江戸からの系譜を継ぐ伝統木版摺工房・関岡木版画工房。摺師の小川信人さんは、千社札や浮世絵、ときには現代アーティストとの協働まで、伝統を大切にしながら、いまの時代に響く木版画を生み出している。

職人夫婦がオーダーで作る加藤人形店の雛人形、東西折衷の名古屋節句飾

職人夫婦がオーダーで作る加藤人形店の雛人形、東西折衷の名古屋節句飾

名古屋市守山区に工房を構える加藤人形店は、名古屋節句飾の雛人形を手がける工房である。伝統工芸士の加藤高明・真由美夫妻が、関東と関西の文化が交わる名古屋独自の様式を背景に、オーダーメイドの雛人形を制作している。需要の変化に対応しながら、子どもの無事を願う本来の意味に立ち返ったものづくりを続けている。

西条だんじり彫刻の矜持を彫って200年:石水彫刻所

西条だんじり彫刻の矜持を彫って200年:石水彫刻所

愛媛県西条市の秋祭りで主役となる「だんじり」を支える彫刻は、地域の歴史や信仰を木に刻んだ存在である。文久年間に起源を持つ石水彫刻所の約200年にわたる歩みと、だんじり彫刻を支える職人の仕事に迫る。

一粒に宿る2年と数千層:土居真珠が語る真珠養殖の仕事

一粒に宿る2年と数千層:土居真珠が語る真珠養殖の仕事

真珠の産地として知られる宇和島で、土居真珠は養殖から加工までを一貫して行う。自然環境に左右される真珠づくりの現場で、品質と向き合いながら地域に根ざしたものづくりを続けている。

砥部焼・和将窯が生み出す新しいリズム エチュード模様の器

砥部焼・和将窯が生み出す新しいリズム エチュード模様の器

砥部焼の伝統的なイメージの中で、自由な線を描く器を生み出す和将窯。「エチュード模様」は音楽のようなリズムを持ち、見る人によって異なる表情を見せる絵付けとして展開されている。

澤井織物が示す多摩織の技術と進化、境界を超えるものづくり

澤井織物が示す多摩織の技術と進化、境界を超えるものづくり

かつて養蚕と織物で栄えた東京都八王子市で、120年以上の歴史を持つ澤井織物。19代目の澤井伸は着物生地に加え、ストール開発や海外展開、異業種コラボなどを通じて多摩織の可能性を広げている。

300年続く名尾手すき和紙:梶の木が支える和紙文化

300年続く名尾手すき和紙:梶の木が支える和紙文化

佐賀県の山あいにある名尾地区で、約330年にわたり受け継がれてきた名尾手すき和紙。和紙の原料となる梶を自ら栽培し、紙を漉き、プロダクトまで手がける希少な存在だ。伝統工芸の枠に収まらない自由な発想と、土地の素材を使いこなす姿勢は、和紙の未来に新たな光を投げかけている。

120年の技術で、和モダンを世界へ──行田足袋・イサミの挑戦

120年の技術で、和モダンを世界へ──行田足袋・イサミの挑戦

埼玉県行田市で120年にわたり足袋を作り続けてきたイサミコーポレーション。足袋の一大産地として栄えた行田には、今も職人の技術と歴史が息づいている。伝統を土台に、足袋を和装から解き放ち、和モダンを世界に発信する挑戦が始まっている。

福井洋傘が目指す“世界で一番やさしい傘”

福井洋傘が目指す“世界で一番やさしい傘”

かつて福井から石川にかけて860社以上が軒を連ねた洋傘産業。現代では唯一の生産拠点となった福井洋傘は、産業を残すためではなく新しい傘文化をつくるために研究開発を続けている。

不易流行を生きる──江戸銀師400年の技を受け継ぐ東京銀器・日伸貴金属の現在地

不易流行を生きる──江戸銀師400年の技を受け継ぐ東京銀器・日伸貴金属の現在地

昔ながらの職人の工房が残る東京・台東区入谷にある、東京銀器・日伸貴金属。不易流行や用の美を大切にした、銀細工を作り続ける工房だ。江戸幕府お抱えの銀師平田派として、江戸時代からの技術を400年も受け継いできた。変わらない本質を探りながら、新しい価値を模索している。

一組40枚に宿る覚悟:中島清吉商店が守り続ける将棋駒づくり

一組40枚に宿る覚悟:中島清吉商店が守り続ける将棋駒づくり

中島清吉商店は、素材選びや乾燥工程、分業による高度な技術を通じて将棋駒づくりを行う老舗である。大量生産から品質重視へ転換し、一組40枚の調和を追求してきた。材料や職人不足といった課題に向き合いながら、将棋文化と駒づくりの継承に取り組んでいる。

「無言の対話」で切り拓く、伝統と現代をつなぐ鎌倉彫の新たな境地

「無言の対話」で切り拓く、伝統と現代をつなぐ鎌倉彫の新たな境地

鎌倉彫後藤久慶ギャラリーの当主であり、仏師・運慶の29世孫にあたる後藤久慶さん。20歳という若さで先代である父を亡くし、師を失った後藤さんが、いかにして独自の境地を切り拓き、現代の暮らしに調和する作品を生み出すに至ったのか。そこには、先代、先々代が遺した作品との無言の対話があった。

400年の技を未来へつなぐ:清原織物が語る“つづれ織”の真価と進化

400年の技を未来へつなぐ:清原織物が語る“つづれ織”の真価と進化

400年にわたり、つづれ織という高度な手織り技法を受け継いできた清原織物。皇室献上品から重要文化財指定された祭の幕、さらには現代美術や海外ブランドとの協業まで、清原織物の仕事は時代を超えて広がり続けている。

「漆は子どもと同じ」化学塗料にはない“生きている”江戸漆芸の哲学

「漆は子どもと同じ」化学塗料にはない“生きている”江戸漆芸の哲学

東京都内で江戸漆器の伝統を守り続ける「漆芸中島」。一級漆器製造技能士でもある11代目当主・中島泰英さんは、60年にわたり漆と向き合い続けてきた。化学塗料が主流の現代で本物の漆にこだわる理由と、その背景にある職人の姿勢を紹介する。

「美濃和紙を次の千年へ」——丸重製紙が挑む“伝統のアップデート”

「美濃和紙を次の千年へ」——丸重製紙が挑む“伝統のアップデート”

1,300年の歴史を持つ美濃和紙。その伝統を背負いながらも、次の時代を見据えて動き出している職人がいる。岐阜県美濃市にある丸重製紙企業組合の3代目、辻晃一さん。祖父が戦後に立ち上げた工場を継ぎ、和紙産業の再構築に取り組む。

三代続くつまみかんざしの哲学:イシダ商店が守る伝統と一片の美

三代続くつまみかんざしの哲学:イシダ商店が守る伝統と一片の美

江戸時代から続く日本の伝統工芸、つまみかんざし。東京・高田馬場の工房では、絹の一片から生まれるつまみかんざしが今も息づいている。つまみかんざし博物館 イシダ商店3代目・石田さんの手仕事に宿る伝統の未来を追う。

紙から生まれ、人の願いを運ぶ:高崎だるま職人の手仕事

紙から生まれ、人の願いを運ぶ:高崎だるま職人の手仕事

冬の乾いた空気に包まれた群馬・高崎。全国の「縁起だるま」の8割を生産するこの街で、紙に祈りを宿し、願いの形をつくる職人がいる。

なぜ愛媛は“水引有数の地”なのか? 産地を育んだ「3つの必然」

なぜ愛媛は“水引有数の地”なのか? 産地を育んだ「3つの必然」

旅の仕事をしていると、土地と文化の間には、切っても切れない強い結びつきがあることを感じます。なぜこの土地で特定の工芸が花開いたのか。

色を重ね、時を紡ぐ──中金硝子が支える江戸切子の表現

色を重ね、時を紡ぐ──中金硝子が支える江戸切子の表現

東京都江戸川区にある中金硝子総合株式会社は、昭和21年(1946年)から江戸硝子を作り続ける工房だ。創業者の中村金吾が開発した、ポカン工法による2色重ねた「中金色被せ硝子」は、それまで透明であった江戸切子に豊かな色彩表現を与えた。

受け継ぐために、変わり続ける:武州正藍染石織商店

受け継ぐために、変わり続ける:武州正藍染石織商店

埼玉県加須市の武州正藍染の工房・石織商店。1910年の創業から自然発酵建ての藍染を続けてきた。4代目・石塚新吾が、伝統を守りながら洋服制作や販路開拓、コラボレーションなど新たな挑戦に取り組む軌跡を追う。

京都の手染め工房・馬場染工場が描く「伝統産業の次の100年」

京都の手染め工房・馬場染工場が描く「伝統産業の次の100年」

京都・伏見の馬場染工場は、分業制による型友禅の技術を継承しながら、風呂敷ブランドの展開や海外輸出、工場見学・体験の事業化を進めている。4代目・馬場憲生は、伝統を産業として成立させるための仕組みづくりに取り組んでいる。

山形から世界へ──オリエンタルカーペットが描く“山形緞通”ブランディングの軌跡

山形から世界へ──オリエンタルカーペットが描く“山形緞通”ブランディングの軌跡

皇居「春秋の間」や歌舞伎座のロビーなどに敷かれてきたじゅうたんを手がけるオリエンタルカーペット。創業から90年、手織りの技を守りながら、デザイナーや建築家との協働で「山形緞通」というブランドを生み出した。

伝統と未来をつなぐ──五代目・東福太郎が描く“桐工芸”の新しい生き様

伝統と未来をつなぐ──五代目・東福太郎が描く“桐工芸”の新しい生き様

和歌山に工房を構える「家具のあづま」。五代目の東福太郎さんは、桐箪笥職人でありながら漆や螺鈿、最新テクノロジーを取り入れ、伝統工芸の新たな姿を追求している。バッグブランドgentenやMARKS&WEB、レクサスやフィリップモリスとの協働など、活動領域を広げている。

120年の伝統を未来へ紡ぐ——「奥順」が見つめる結城紬の現在地

120年の伝統を未来へ紡ぐ——「奥順」が見つめる結城紬の現在地

茨城県結城市を中心に生産される絹織物、結城紬。「日本三大紬」の一つとして知られるこの織物の産地で、シェアの半数以上を担うのが奥順株式会社だ。時代の潮流とは逆行する「時間をかける」ことの価値と、緻密な職人の手仕事を取材した。

火と漆と、山形の手——菊地保寿堂がつなぐ9,000年の技

火と漆と、山形の手——菊地保寿堂がつなぐ9,000年の技

山形の工房に足を踏み入れた瞬間、空気が変わった。赤々と燃える熱気と、砂のにおい。静かながらも、張り詰めた緊張感が漂う。「これが人の手の仕事か」と思わず息をのむ。ここは、「菊地保寿堂」。

赤絵と雲錦が鮮やかな犬山焼、尾関作十郎陶房が繋ぐ御庭焼の歴史

赤絵と雲錦が鮮やかな犬山焼、尾関作十郎陶房が繋ぐ御庭焼の歴史

木曽川を足下に日本最古の現存天守閣を擁する犬山城。その城主・成瀬家の御庭焼として続いてきたのが犬山焼だ。尾関家は天保13(1842)年から代々「作十郎」を名乗り、7代目の尾関作十郎立志さんが現在の窯を継いでいる。

黒鉄に金銀が息づく——肥後象嵌を“当たり前”として継ぐ、光助の挑戦

黒鉄に金銀が息づく——肥後象嵌を“当たり前”として継ぐ、光助の挑戦

熊本に伝わる肥後象嵌は、黒地に金銀が浮かび上がる独特の美を持つ伝統工芸だ。代々続く工房「光助」を継ぎ、現在は肥後象がん振興会会長も務める大住裕司さん。伝統を守るだけでなく、新たな領域へ象嵌の可能性を広げている。

大島紬を支える泥染め:奄美大島の泥が生み出す「生きた黒」

大島紬を支える泥染め:奄美大島の泥が生み出す「生きた黒」

奄美大島の強い日差し、澄んだ水、そして鉄分を含む大地。その自然と向き合いながら生まれる「泥染め」は、1300年もの歴史を受け継ぐ大島紬の要である。しかし今、この技術は存続の危機に直面している。

丸尾焼に受け継がれる天草の土──地域とともに生きる窯元の姿

丸尾焼に受け継がれる天草の土──地域とともに生きる窯元の姿

熊本・天草にある窯元「丸尾焼」。その始まりは江戸末期、農閑期の副業として水瓶や土管が作られたことに遡る。以来、時代の変化に合わせて姿を変えながら、現在は地域に開かれた工房として活動を続けている。

丸編みニットの常識を超える、カネマサ莫大小の超高密度技術

丸編みニットの常識を超える、カネマサ莫大小の超高密度技術

和歌山に拠点を置くカネマサ莫大小株式会社。1964年の創業以来、丸編みニットの世界で独自の地位を築いてきた。伝統と革新を両輪に、未知の領域へと挑み続ける同社。3代目の百間谷浩平さんを取材し、「ユニークなものづくり」の精神や技術開発、ファクトリーブランド誕生の背景を探る。

奄美から世界へ──大島紬の技を未来へ紡ぐ職人の挑戦

奄美から世界へ──大島紬の技を未来へ紡ぐ職人の挑戦

世界でもっとも緻密な織物と称される「大島紬」。1300年の歴史を持つこの伝統工芸は、奄美の自然風土と人々の営みによって受け継がれてきた。しかし現代においては後継者不足や市場の縮小など多くの課題に直面している。

常滑急須の深淵な世界、職人・小西洋平が生み出す無二の茶器

常滑急須の深淵な世界、職人・小西洋平が生み出す無二の茶器

六古窯の一つで最大の産地として栄えた常滑は、良質な粘土を背景に発展してきた焼き物の産地である。同地で代表的な急須を制作する陶芸家・小西洋平のものづくりと、その背景にある技術や思想を紹介する。

秩父銘仙を未来へ──新啓織物が紡ぐ真摯なものづくり

秩父銘仙を未来へ──新啓織物が紡ぐ真摯なものづくり

埼玉県・秩父が誇る秩父銘仙は、大正ロマンや昭和モダンなどを背景に女性たちに愛された絹織物。ほぐし捺染を用いて織り上げられる生地は大胆な模様を特徴とし、当時は気軽なおしゃれ着として絶大な人気を誇った。

伝統に新しさを纏う、江戸木目込の革新──柿沼人形が描く世界への挑戦

伝統に新しさを纏う、江戸木目込の革新──柿沼人形が描く世界への挑戦

270年もの伝統を受け継ぐ雛人形「江戸木目込人形」。柿沼人形店は、埼玉・越谷で3代にわたり制作を続ける老舗である。伝統工芸士・柿沼利光は、新しい感性や技術を取り入れながら木目込の可能性を広げている。

大島紬を未来へ:一貫生産で挑戦を続ける夢おりの郷・南晋吾さんの覚悟

大島紬を未来へ:一貫生産で挑戦を続ける夢おりの郷・南晋吾さんの覚悟

奄美大島の伝統工芸「大島紬」。世界に類を見ない精緻な織物として知られる一方、後継者不足や職人の工賃問題など、多くの課題に直面している。そうした現状に、南さんは、真正面から取り組んでいる。

古いものが息を吹き返す──ジュエリーサショウ:記憶をつなぐ彫金の技

古いものが息を吹き返す──ジュエリーサショウ:記憶をつなぐ彫金の技

東京・深川の「ジュエリーサショウ」は、東京彫金の技術を受け継ぐ工房。全国でも珍しいリメイクジュエリーや修理加工を手がけ、思い出の宝飾品を持つ人々が訪れる。伝統技術と最新技術を組み合わせる佐生真一氏のものづくりに迫る。

書の起点は奈良にあり:伝統工芸士が語る“毛先”の哲学

書の起点は奈良にあり:伝統工芸士が語る“毛先”の哲学

奈良筆は、日本最古の筆として1000年以上の歴史を誇る工芸品だ。701年の大宝律令にもその存在が記録され、書の文化とともに発展してきた。今回は株式会社あかしやで、奈良筆の職人であり伝統工芸士でもある松谷さんに話を伺った。

伝統を結び、未来を紡ぐ ── 伊賀組紐が靴紐で挑む新たな地平

伝統を結び、未来を紡ぐ ── 伊賀組紐が靴紐で挑む新たな地平

かつて武士の刀の下げ緒や女性の帯締めとして欠かせない存在だった組紐は、奈良時代から続くとされる日本の伝統工芸だ。三重県伊賀市は長きにわたってその技術を紡ぎ続け、「伊賀組紐」は、日本三大組紐として広く知られている。しかし、洋装化の進展とともに需要は減少し、最盛期に100軒以上あった工房は、今では18軒ほどにまで減ってしまった。

卯山窯が語る信楽焼の今と未来──光を宿す「信楽透器」と現代に息づく哲学

卯山窯が語る信楽焼の今と未来──光を宿す「信楽透器」と現代に息づく哲学

滋賀県甲賀市信楽町。日本六古窯の一つに数えられる信楽焼は、素朴で力強い風合いが特徴である。その地で卯山窯は1939年の創業以来、大物陶器から現代のライフスタイルに寄り添う小物まで、時代に応じたものづくりを続けてきた。

「津軽びいどろ」を支える職人の技と“妥協しない”哲学【後編】

「津軽びいどろ」を支える職人の技と“妥協しない”哲学【後編】

津軽びいどろは、100色以上の色ガラスと9種類の技法によって表現される工芸品である。職人は手作業でありながら重量や品質を厳密に管理し、均一性を追求している。また独自の育成方針により若手の成長を促し、技術と哲学を次世代へ継承している。

海から生まれ、四季を映すガラスへ──「津軽びいどろ」の歩み【前編】

海から生まれ、四季を映すガラスへ──「津軽びいどろ」の歩み【前編】

青森の豊かな四季を、万華鏡のように映し出すガラス工芸「津軽びいどろ」。その原点が漁業用の「浮玉」であり、2度の存続の危機を乗り越えて現在の姿があることはあまり知られていない。時代の変化の中で職人たちが技術を応用し、新たな価値を見出してきた歩みを追う。

羽のように軽い手織物、岩手の女性たちが守り続ける「ホームスパン」

羽のように軽い手織物、岩手の女性たちが守り続ける「ホームスパン」

岩手の冬の暮らしの中で生まれた手織り文化に、明治時代イギリスのホームスパン技術が伝わった。1962年創業のみちのくあかね会は、戦後の女性たちの働く場として設立され、手紡ぎ・手織りの毛織物を作り続けている。

魅せる、引き立てる──額縁に宿る職人技と美意識:富士製額

魅せる、引き立てる──額縁に宿る職人技と美意識:富士製額

絵画を美しく際立たせる名脇役、額縁。職人の匠の技から生まれる「東京額縁」は、東京都指定の伝統工芸品である。東京・荒川区の額縁工房「富士製額」の栗原大地さんは、服飾デザイナーを目指した過去を持つ若き額縁職人。

木桶のルネサンス:常識の箍を外す、中川木工芸が描く未来【後編】

木桶のルネサンス:常識の箍を外す、中川木工芸が描く未来【後編】

人間国宝の父への反発と現代アートへの傾倒の中で、“工芸の主語はWe”という哲学を見出した中川周士。後編では、その思索が革新的な木桶「konoha」や異分野との協働へと結実し、工芸の新たな可能性を示す。

木桶のルネサンス:中川木工芸の世界を魅了するデザイン【前編】

木桶のルネサンス:中川木工芸の世界を魅了するデザイン【前編】

約700年前に大陸から伝わったとされる木桶の技術。中川木工芸 比良工房では、伝統的な木桶を現代の生活に合わせ、他分野との連携を通して、その可能性を拡張し続けている。

津軽塗400年の革新:伝統工芸の未来を照らす「透ける津軽塗」の挑戦

津軽塗400年の革新:伝統工芸の未来を照らす「透ける津軽塗」の挑戦

光を透過し、奥に秘められた螺鈿(らでん)の輝きを浮かび上がらせる「透ける津軽塗」。青森の伝統工芸「津軽塗」で近年生まれた新しい表現で、従来の重厚なイメージを覆す。

150年の伝統と革新が溶け合う:世界が認めた「般若鋳造所」の吹分技法

150年の伝統と革新が溶け合う:世界が認めた「般若鋳造所」の吹分技法

2023年、スミソニアンに収蔵された鋳物作品は、2色の金属が溶け合う「吹分」技法によるもの。富山県高岡市の般若鋳造所が生み出し、150年以上続く伝統と革新のものづくりが世界で評価されている。

国内2軒のみが織る「しけ絹」——松井機業、6代目が拓く絹の未来

国内2軒のみが織る「しけ絹」——松井機業、6代目が拓く絹の未来

富山県城端で148年の歴史を持つ松井機業は、2頭の蚕が生み出す希少なしけ絹の伝統を守り続けている。その技術を活かし、インテリアや美容分野へ用途を広げながら、新たな価値創出に取り組んでいる。

世界が認める越前打刃物——龍泉刃物が切り拓く新たな新境地

世界が認める越前打刃物——龍泉刃物が切り拓く新たな新境地

福井県越前市で作られる越前打刃物は、約700年の歴史を持つ伝統工芸品。株式会社龍泉刃物はその技術を継承し、自社ブランドの確立によって国内外から評価を得ている。4代目の増谷泰治が、手仕事による刃付けと製品開発に取り組んでいる。

戦前から続く佐竹ガラス──軟質の「いずみガラス」に込められた職人技

戦前から続く佐竹ガラス──軟質の「いずみガラス」に込められた職人技

近代ガラス技術が日本に伝わり生まれた軟質の伝統工芸「いずみガラス」。戦前から製作を続ける佐竹ガラスを訪ね、代表の佐竹保彦に取材。人造真珠産業を支えた歴史や製法、現在の個人需要への転換と職人減少の課題について語られる。

400年続く技法を親子で守る岩手の伝統:南部古代型染

400年続く技法を親子で守る岩手の伝統:南部古代型染

岩手県盛岡市に伝わる南部古代型染は、400年以上の歴史を持つ染色技法である。武士の装束にも用いられた文様と技術は、蛭子屋 小野染彩所により受け継がれている。現在も型彫りから染色まで一貫して職人の手仕事で行われている。

悠久の輝きを宿す「若狭めのう細工」唯一の継承者が守り継ぐ300年の伝統:宗助工房

悠久の輝きを宿す「若狭めのう細工」唯一の継承者が守り継ぐ300年の伝統:宗助工房

若狭めのう細工唯一の継承者である宗助工房の上西宗一郎さんは、Uターンを機に伝統工芸の世界へ入り、約300年続く技術を受け継いできた。天然石の模様を生かした制作を続けながら、新ブランド「MENOU」の開発などを通じて産地の復興にも取り組んでいる。

創業140年、埼玉・春日部の老舗「田中帽子店」:麦わら帽子が愛され続ける理由

創業140年、埼玉・春日部の老舗「田中帽子店」:麦わら帽子が愛され続ける理由

埼玉県春日部市で1880年から麦わら帽子を作り続ける田中帽子店と、6代目の田中優氏の取り組みを紹介する。職人の手仕事による製造を守りながら、歴史や物語を伝えるブランド戦略で新たな顧客との接点を築いている。

一針に込めた伝統──江戸刺繍を継いだ姉妹の挑戦:高橋刺繍店

一針に込めた伝統──江戸刺繍を継いだ姉妹の挑戦:高橋刺繍店

高橋刺繍店の3代目である遠藤麻美さんと齋藤優子さんは、姉妹で役割を分担しながら江戸刺繍の技術を継承している。伝統的な和装刺繍に加え、「小間紋 komamon」など新たな商品開発を通じて、若い世代や海外へ手仕事の価値を伝えている。

籐工芸の未来を編む──暮らしを彩るラタン家具の新潮流

籐工芸の未来を編む──暮らしを彩るラタン家具の新潮流

木内籐材工業株式会社の3代目・木内秀樹さんは、素材選びから製造までこだわり抜き、伝統的な籐工芸を継承している。若い世代や海外市場を見据え、うちわや扇子など新たな製品開発に挑みながら、籐工芸の未来を切り開こうとしている。

100%天然漆で食卓を守る若狭塗箸──兵左衛門の“本物へのこだわり”

100%天然漆で食卓を守る若狭塗箸──兵左衛門の“本物へのこだわり”

株式会社兵左衛門は、「口に入るお箸は食べ物である」という考えのもと、天然漆にこだわった若狭塗箸づくりを続けている。箸文化の普及や資源循環の取り組みを通じて、日本の食文化と伝統の継承に挑戦している。

西陣織・引箔の革新ー古箔から広がる楽芸工房の時空を超えた旅路

西陣織・引箔の革新ー古箔から広がる楽芸工房の時空を超えた旅路

楽芸工房3代目の村田紘平さんは、西陣織の伝統技法である引箔を受け継ぎながら、古箔や焼箔の価値を生かした表現に取り組んでいる。伝統の本質を守りつつ新技術や異分野との協業を取り入れ、西陣織の未来につながるものづくりを続けている。

400年の伝統を纏い、世界に挑む会津木綿

400年の伝統を纏い、世界に挑む会津木綿

株式会社はらっぱは、1899年創業の原山織物工場の技術を受け継ぎ、約400年の歴史を持つ会津木綿を現代の暮らしに生かすものづくりを続けている。伝統的な縞柄や職人の手仕事を守りながら新たなデザインにも挑戦し、国内外へその魅力を発信している。

老舗鍛冶屋「黒鳥鍛造工場」の職人技が光る、切れ味抜群の土佐打刃物

老舗鍛冶屋「黒鳥鍛造工場」の職人技が光る、切れ味抜群の土佐打刃物

黒鳥鍛造工場は、約150年受け継がれる土佐打刃物の技術を守りながら、使い手ごとに最適な刃物を製造している。手作業による自由鍛造や熱処理へのこだわり、新商品の開発や体験事業への挑戦を通じて伝統の継承に取り組んでいる。

技・想い・支え──日本工芸の“今”を多角的に描く、新コンテンツを公開

技・想い・支え──日本工芸の“今”を多角的に描く、新コンテンツを公開

いつもArtisanをご覧いただきありがとうございます。このたびArtisanでは、日本工芸を「技」「想い」「支え」の視点から立体的に描く、3つの新コンテンツを公開しました。

有松絞りを世界へ:久野染工場の職人が生み出す“一点ものの価値”

有松絞りを世界へ:久野染工場の職人が生み出す“一点ものの価値”

有限会社 絞染色 久野染工場の新井達也が、有松絞りの歴史や魅力、一点ものとしての価値を語る。和装向け技法を洋服やインテリアへ応用し、国内外ブランドとの協業を通じて新たな可能性を広げている。

悠久の藤に宿る、遊絲舎の自然賛歌

悠久の藤に宿る、遊絲舎の自然賛歌

遊絲舎の小石原将夫は、かつて幻の布と呼ばれた藤布の制作と伝承に取り組み、藤糸を用いた帯づくりを続けている。自然との共生思想や古代から続く織物文化を受け継ぎながら、植樹活動や地域交流を通じて藤布の未来を育んでいる。

430年の歴史を背負って——博多織最古の織元「西村織物」が挑む、伝統工芸の未来

430年の歴史を背負って——博多織最古の織元「西村織物」が挑む、伝統工芸の未来

博多織最古の織元である西村織物の6代目・西村聡一郎は、160年以上受け継がれてきた技術と歴史を守りながら事業を継承している。伝統的な帯づくりに加え、建築やアートとの協業を進め、博多織の新たな可能性を切り開いている。

日本の伝統的な美意識と職人の感性が融合:毎田染画工芸がつなぐ加賀友禅の歴史

日本の伝統的な美意識と職人の感性が融合:毎田染画工芸がつなぐ加賀友禅の歴史

石川県金沢市の毎田染画工芸は、加賀友禅を一貫生産で手掛ける工房として、取材や写生を重視した作品づくりを続けている。毎田仁嗣さんは伝統技術を継承しながら、友禅パネルやガラス装飾など着物以外への展開にも挑戦している。

縁の下の力持ちから、プレイフルなテキスタイルの世界へ:播州織・株式会社丸萬の挑戦

縁の下の力持ちから、プレイフルなテキスタイルの世界へ:播州織・株式会社丸萬の挑戦

播州織産地・西脇市の株式会社丸萬は、高品質なジャカード技術を生かし、自社ブランド「POLS」や素材ブランド「MARUMAN JACQUARD」を展開している。独創的なテキスタイル表現と産地連携によるものづくりを通じ、播州織産地の新たな価値創出と次世代への継承を目指している。

西陣岡本が織りなす、日本の伝統と職人の魂が宿る西陣織

西陣岡本が織りなす、日本の伝統と職人の魂が宿る西陣織

西陣岡本の岡本圭司と岡本絵麻が、4世代にわたり受け継ぐ西陣織金襴づくりの歴史と技術を語る。伝統的な織りを守りながらデジタル技術や情報発信も取り入れ、職人や産地全体の未来につなげる取り組みを続けている。

現代ならでは金箔の価値とは何か? 金箔製造や加工を手がける箔座3代目社長の挑戦

現代ならでは金箔の価値とは何か? 金箔製造や加工を手がける箔座3代目社長の挑戦

箔座株式会社・高岡製箔株式会社の高岡美奈は、家業である金箔事業を継承し、持続可能な生産体制づくりや職人技術の継承に取り組んでいる。金箔の歴史的価値を見つめ直しながら、新規事業「箔WORKS」や海外展開を通じて現代ならではの価値創出を目指している。

土佐和紙の伝統技術と世界を魅了する極薄和紙の魅力

土佐和紙の伝統技術と世界を魅了する極薄和紙の魅力

ひだか和紙有限会社の代表・鎭西寛旨が、50年以上受け継がれてきた土佐典具帖紙の歴史や製造工程について語る。世界一薄い和紙として文化財修復分野で評価される一方、新たな表現や用途の開拓にも挑戦している。

消えかけていた伝統を復活:江戸からかみをつなぐ東京松屋の挑戦

消えかけていた伝統を復活:江戸からかみをつなぐ東京松屋の挑戦

株式会社東京松屋18代目の伴利兵衛と唐紙師の高杉裕也が、失われかけていた江戸からかみの復興と継承への取り組みを語る。伝統文様の再発見や自社工房での人材育成を通じ、江戸からかみを次世代へつなぐ挑戦を続けている。

「畠山七宝製作所」が生み出す、光を透す東京七宝

「畠山七宝製作所」が生み出す、光を透す東京七宝

東京都荒川区の畠山七宝製作所で代表を務める畠山弘氏は、東京七宝の伝統技法を守りながら200色以上の釉薬や透胎七宝を活用した作品づくりに取り組んでいる。工業製品にも使われてきた東京七宝の歴史や技術を継承しつつ、発信活動や新たな表現にも挑戦している。

知多木綿の竹内宏商店、生地のスペシャリストが目指す国産織物の再提案

知多木綿の竹内宏商店、生地のスペシャリストが目指す国産織物の再提案

竹内宏商店の代表・竹内亮は、生地問屋として染屋と産地をつなぎながら、知多木綿の魅力を伝えるアンテナショップやブランド「WATAKUMI」を展開している。伝統的な白木綿の特性を生かし、現代の暮らしに合う製品として再提案する取り組みを進めている。

美濃焼の幸兵衛窯八代目・加藤亮太郎、桃山陶を継承しつつ吹き込む新風

美濃焼の幸兵衛窯八代目・加藤亮太郎、桃山陶を継承しつつ吹き込む新風

美濃焼の老舗・幸兵衛窯8代目の加藤亮太郎は、桃山陶と穴窯焼成に取り組みながら、美濃焼に根付く進取の精神を受け継いでいる。京都での学びや書の実践を糧に、伝統を基盤としながら現代性を取り込んだ新たな表現を模索している。

めくるめく色彩の世界、絢爛なるインパクト:中矢パイル

めくるめく色彩の世界、絢爛なるインパクト:中矢パイル

中矢パイル代表の中矢祥久は、和歌山県橋本市で受け継がれる金華山織物の技術を活用し、インテリアや車両内装向け生地を製造している。伝統的な織物技術と欧米由来のデザイン発想を融合させ、アウトドア用品など新たな市場開拓にも取り組んでいる。

赤穂緞通の新たな価値を:トランペット講師・池上和子が受け継ぐ伝統と挑戦

赤穂緞通の新たな価値を:トランペット講師・池上和子が受け継ぐ伝統と挑戦

赤穂緞通工房 ギャラリー東浜を運営する池上和子は、祖母から受け継いだ赤穂緞通の価値を守りながら制作と発信を続けている。伝統的な吉祥文様や技法を継承しつつ、若い世代や海外にも向けた新たな商品展開と普及活動に挑戦している。

歴史ある職人の里で、誰も見たことのない「砥部焼」を生み出す龍泉窯

歴史ある職人の里で、誰も見たことのない「砥部焼」を生み出す龍泉窯

砥部焼の窯元「龍泉窯」代表の池田麻人は、伝統を受け継ぎながらも薄くシャープな造形や実験的な焼成によって独自の作品を生み出している。穴窯による焼成や釉薬研究を重ねながら、砥部焼の新たな表現と海外展開にも挑戦している。

人の心を豊かにする今治タオル:創業100周年を控えた楠橋紋織(くすばしもんおり)の挑戦とこれから

人の心を豊かにする今治タオル:創業100周年を控えた楠橋紋織(くすばしもんおり)の挑戦とこれから

楠橋紋織株式会社の代表取締役社長・楠橋功が、創業者から受け継がれてきた挑戦の歴史や今治タオルの歩みについて語る。研究開発による新バイオ精練技術や、自社ブランド「ROYAL-PHOENIX OF THE SEAS」を通じた100周年への取り組みが紹介されている。

水引の新しい形を:昭和5年創業の有高扇山堂がアートに挑戦し得た学びとは?

水引の新しい形を:昭和5年創業の有高扇山堂がアートに挑戦し得た学びとは?

有髙智佳代は、有高扇山堂で培われた水引技術を生かし、仮面作品や海外ワークショップなど新たな表現に挑戦している。現代芸術家・嶋本昭三氏との出会いを転機に、水引文化を次世代へ継承するための発信と産業化を目指して活動を続けている。

屋根瓦からサウナストーンまで 「菊間瓦」を次世代へつなぐ小泉製瓦の挑戦

屋根瓦からサウナストーンまで 「菊間瓦」を次世代へつなぐ小泉製瓦の挑戦

小泉製瓦有限会社10代目の小泉信三は、愛媛県今治市の伝統工芸である菊間瓦を受け継ぎながら、食器やコースター、サウナストーンなど新たな製品開発に取り組む。独自の焼成技術や手仕事を生かし、瓦文化を次世代へつなぐ活動を続けている。

ヨーロッパの伝統技法との融合:五十崎社中が創造する「大洲和紙」の新たな価値

ヨーロッパの伝統技法との融合:五十崎社中が創造する「大洲和紙」の新たな価値

五十崎社中代表の齋藤宏之は、愛媛県の伝統工芸である大洲和紙とヨーロッパの伝統技法ギルディングを融合し、新たな価値創出に取り組んでいる。職人育成や用途開発、海外展開を通じて、大洲和紙の可能性を国内外へ広げ続けている。

江戸時代から紡ぐ、不変のバトン:岡井麻布商店

江戸時代から紡ぐ、不変のバトン:岡井麻布商店

岡井麻布商店の代表・岡井大祐は、江戸時代から続く奈良晒の技術を継承しながら、自社ブランド「Mafu a Mano」を通じて現代の暮らしに合う商品開発を進めている。伝統的な手織りと自然な麻の風合いを守りつつ、認知向上や新たな用途の提案にも取り組んでいる。

木の命を生かす技術と情熱 匠頭漆工が手がける山中漆器の魅力

木の命を生かす技術と情熱 匠頭漆工が手がける山中漆器の魅力

株式会社匠頭漆工は、山中漆器の木地挽き技術を受け継ぎながら、自社商品の開発や情報発信に取り組んでいる。木の特性を生かした製品づくりに加え、節材や端材の活用など持続可能な活動を通じて木の価値を伝えている。

刃物を通して世界と向き合う:日野浦刃物工房の刃物づくりとは?

刃物を通して世界と向き合う:日野浦刃物工房の刃物づくりとは?

日野浦刃物工房の日野浦陸は、燕三条に受け継がれる越後三条打刃物の技術を守りながら、鍛造による一貫生産にこだわった刃物づくりを続けている。海外展開や若手職人との協働を進め、業界の魅力やものづくりの価値を広く発信している。

色彩豊かな「波佐見焼」その裏側にある職人の技:光春窯

色彩豊かな「波佐見焼」その裏側にある職人の技:光春窯

波佐見焼の窯元・光春窯の馬場春穂が、窯元としての歩みや釉薬開発への取り組みについて語る。多彩な釉薬表現や3Dプリンター導入など新たな挑戦を進めながら、産地の継承と後継者育成にも力を注いでいる。

唯一無二の技術で、堺市を世界に:竹野染工

唯一無二の技術で、堺市を世界に:竹野染工

竹野染工の寺田尚志は、堺市に残るロール捺染技術を受け継ぎ、国内唯一の小幅ロール捺染によるリバーシブル染色を確立した。伝統産業の継承に加え、自社ブランド「hirali」を通じて手ぬぐいの新しい価値を提案し、地域活性化にも取り組んでいる。

「堀口切子」が進化させ、次世代へと紡いでいく江戸切子

「堀口切子」が進化させ、次世代へと紡いでいく江戸切子

江戸切子職人で株式会社堀口切子代表の三代秀石 堀口徹は、細部へのこだわりと「使い手を驚かせ魅了する」という理念のもと、現代の暮らしに寄り添うものづくりを続けている。伝統を未来へつなぐため後継者育成にも力を注ぎ、江戸切子を使う文化そのものの継承を目指している。

越前漆器の進化を追う:漆琳堂が手掛ける伝統と現代技術の革新

越前漆器の進化を追う:漆琳堂が手掛ける伝統と現代技術の革新

越前漆器の塗師屋である株式会社漆琳堂の8代目代表・内田徹が、創業から受け継ぐ漆塗りの技術やものづくりへの思いを語る。若い世代向けのカラフルな漆器や食洗機対応製品の開発を通じて、伝統と現代技術の融合に挑戦している。

光の陰影を織り込む、3次元の光沢:kuska fabric

光の陰影を織り込む、3次元の光沢:kuska fabric

丹後ちりめんの生地製造卸売店からリブランディングして再出発したkuska fabric。用途に応じて多様な機織り機を自社で製作し、レザー素材を織り込むなど、アパレルからサーフボードまで独自の商品開発の可能性を広げる。

美しい佇まいと心地よさを追求して:随所に匠の想いが宿る小宮商店の洋傘

美しい佇まいと心地よさを追求して:随所に匠の想いが宿る小宮商店の洋傘

株式会社小宮商店の三代目当主・小宮宏之と職人の田中一行が、東京洋傘の魅力や傘づくりへの思いを語る。明治時代から受け継がれる製法を守りながら、修理対応や新商品開発を通じて日本製傘の価値を現代へ伝えている。

鯖江で作られる100%メイドインサバエのアイウエア:NOCHINO OPTICAL(ノチノ オプティカル)

鯖江で作られる100%メイドインサバエのアイウエア:NOCHINO OPTICAL(ノチノ オプティカル)

イタリアや中国、韓国などと並ぶ一大メガネ生産地である福井県。NOCHINO OPTICALの製品は鯖江市の職人がすべてハンドメイドで製作している。取材を通して、鯖江市でメガネ作りが根付いた背景や製作工程、業界が直面する課題について紹介している。

Artisan公式YouTubeチャンネル開設!

Artisan公式YouTubeチャンネル開設!

YouTubeチャンネル開設のご案内。日本の工芸の「いま」を伝え、その美しさと職人の技術を次世代へと繋げることをミッションに、これまでに数々の記事やビジュアルコンテンツを通じて日本の工芸の魅力を発信してきた。さらに多くの方に日本の工芸の魅力を感じていただきたいと考え、YouTubeチャンネルを開設する運びとなった。

龍工房の137年の歴史と『粋』の精神に根ざした新たな挑戦

龍工房の137年の歴史と『粋』の精神に根ざした新たな挑戦

株式会社龍工房の福田隆太は、東京くみひもの伝統技術を継承しながら、その可能性を広げる活動を続けている。帯締め製作に加え、アーティストとの協業や建築空間の内装事業を通じて、江戸の「粋」の精神を現代的な表現へと発展させている。

ひと穴ごと手作業にこだわる:伝統的な技法で作る「手植えブラシ」が生まれるまで

ひと穴ごと手作業にこだわる:伝統的な技法で作る「手植えブラシ」が生まれるまで

掃除に手入れに、わたしたちの生活のあらゆる場面で身近な道具であるブラシ(刷子)。戦後、ブラシ業界では機械化が進み、関西を中心に大規模な体制での大量生産が行われるようになった。

「伝統技術を未来へ」知念紅型研究所が紡ぐ“琉球びんがた”の歴史

「伝統技術を未来へ」知念紅型研究所が紡ぐ“琉球びんがた”の歴史

知念紅型研究所の10代目当主・知念冬馬は、琉球びんがたの伝統技術を継承しながら、異業種との協業やSNS活用を通じて新たな可能性を広げている。手仕事による表現を守りつつ、次世代への継承と国内外への発信に挑戦する姿が紹介されている。

島の自然や風土を表現した色鮮やかな絣織物「八重山みんさー織」とは:株式会社あざみ屋

島の自然や風土を表現した色鮮やかな絣織物「八重山みんさー織」とは:株式会社あざみ屋

株式会社あざみ屋は、50年以上にわたり八重山みんさー織の製造と普及に取り組み、衣類や小物など時代に合わせた商品開発を続けている。地域イベントや後継者育成、自然保護活動にも力を入れ、伝統工芸を地域とともに未来へつなげている。

海の煌めきを宿す、硬質な美:民谷螺鈿

海の煌めきを宿す、硬質な美:民谷螺鈿

民谷共路は、父が開発した螺鈿織を受け継ぎ、京丹後から世界のファッションブランドやデザイナーへ向けて発信している。伝統的な帯づくりの技術を基盤に、素材開発や海外協業を通じて新たなテキスタイル表現と産地の未来を切り拓いている。

生活に寄り添うつげ櫛を作り続けて 江戸職人の考えるつげ櫛の魅力

生活に寄り添うつげ櫛を作り続けて 江戸職人の考えるつげ櫛の魅力

十三や櫛店15代目店主の竹内敬一が、つげ櫛の歴史や製法、職人としての考え方について語る。約60工程を守りながら手作業で品質を追求し、使い手の暮らしに寄り添う道具としてつげ櫛を作り続けている。

首里染織館suikara:琉球びんがたと首里織の伝統を未来につなぐ挑戦

首里染織館suikara:琉球びんがたと首里織の伝統を未来につなぐ挑戦

首里染織館suikaraは、琉球びんがたと首里織を次世代へ継承するための拠点として、展示や体験、工房運営を行っている。流通や後継者育成の課題に向き合いながら、若い世代への普及や新たな販路づくりに取り組んでいる。

1300年の伝統を拡張する、畳の新たな可能性:山田一畳店

1300年の伝統を拡張する、畳の新たな可能性:山田一畳店

山田一畳店5代目の山田憲司は、建築士事務所で培った知識と経験を生かし、光の反射や織り目の角度を活用した変形畳を制作している。1300年続く畳文化を基盤に、アートや展示活動を通じて畳の新たな表現と可能性の拡張に挑戦している。

「本野はきもの工業」が作る、現代のライフスタイルでも履きやすい日田下駄

「本野はきもの工業」が作る、現代のライフスタイルでも履きやすい日田下駄

本野はきもの工業の代表・本野雅幸は、家族とともに日田下駄の製造を続けながら、その魅力を発信している。伝統的な技術を守りつつ現代のライフスタイルに合うデザインや製法を取り入れ、次の世代へ産地の文化をつなぐ取り組みを進めている。

1mm単位でコンセプトを追求 アトリエ小倉染芸の考える、東京手描友禅の魅力とは?

1mm単位でコンセプトを追求 アトリエ小倉染芸の考える、東京手描友禅の魅力とは?

アトリエ小倉染芸三代目の小倉隆が、東京手描友禅の歴史や特徴、作品づくりへの考え方を語る。1mm単位の表現にこだわりながら、現代の東京らしさや「粋」の精神を着物に落とし込み、新たな可能性を追求している。

繊細な手技を未来へと繋ぐ「うちわの太田屋」

繊細な手技を未来へと繋ぐ「うちわの太田屋」

千葉県南房総市の「うちわの太田屋」4代目・太田美津江が、房州うちわの歴史や21工程に及ぶ製造技術について語る。伝統工芸士として新たな表現にも挑戦しながら、体験教室や後継者育成を通じて技術継承に取り組んでいる。

薩摩錫器の伝統技術を次世代に。「薩摩錫器工芸館」の今までとこれから

薩摩錫器の伝統技術を次世代に。「薩摩錫器工芸館」の今までとこれから

鹿児島県霧島市の薩摩錫器工芸館株式会社は、1916年の創業以来108年にわたり薩摩錫器の伝統技術を継承している。職人による手作業で約300種類の製品を製造し、技術継承や人材育成に取り組むとともに、ワークショップを通じて錫器に触れる機会を広げている。

極細の糸で生まれる極上の触感:武藤株式会社

極細の糸で生まれる極上の触感:武藤株式会社

武藤株式会社の武藤英之社長と武藤圭亮は、中国でも再現が難しい極細天然繊維の織物づくりに挑み、独自技術で高品質なストールや生地を生産している。産地の伝統や分業技術を大切にしながら、自社ブランド「muto」を通じて国内外へ発信し、インテリア分野への展開も進めている。

老舗タンナーが皮革のふるさと姫路で作る、こだわりの革:株式会社山陽

老舗タンナーが皮革のふるさと姫路で作る、こだわりの革:株式会社山陽

兵庫県姫路市の老舗タンナー・株式会社山陽は、伝統的な革づくりを継承しながら植物タンニン鞣しや白革など多様な製法で革を生産している。自社ブランド「TAANNERR」を通じて革の価値や製造背景を発信し、地域活性化や業界理解の促進にも取り組んでいる。

伝統に挑みながら和傘文化を守り続ける「仐日和」

伝統に挑みながら和傘文化を守り続ける「仐日和」

和傘職人の河合幹子は、岐阜和傘の伝統技術を受け継ぎながら、自身のブランド「仐日和」で制作を続けている。職人が安心して働ける環境づくりや、年齢や性別を問わず使える和傘づくりを通じて、文化の継承と新たな可能性に挑戦している。

「刺繍で刺繍を超える」 世界のファッションブランドを支える美希刺繍工芸の独自技術

「刺繍で刺繍を超える」 世界のファッションブランドを支える美希刺繍工芸の独自技術

株式会社美希刺繍工芸の苗代次郎会長は、刺繍機の針を独自開発した「メス」に置き換える発想から、ワラカット刺繍やバルバ刺繍など数々の独自技術を生み出してきた。世界的なファッションブランドへの生地提供を行いながら、木材への刺繍など新たな工芸表現にも挑戦している。

技術力とアイデア力で、国内のくつ下製造を支える「SOUKI」

技術力とアイデア力で、国内のくつ下製造を支える「SOUKI」

奈良県広陵町の靴下メーカー・創喜の代表取締役である出張耕平に、創業約100年の歴史やローゲージソックスづくりについて話を聞いた。古い編機や独自技術を生かした製品開発に加え、「チャリックス」など体験型の取り組みで産地の魅力発信にも力を入れている。

日本の工芸を未来へ繋ぐ新プロジェクト「Artisan」が登場!

日本の工芸を未来へ繋ぐ新プロジェクト「Artisan」が登場!

fashion Tech Newsは、日本の工芸を未来へつなぐ新プロジェクト「Artisan」を開始した。全国の工芸や職人の技術・情熱・物語を発信し、工芸の再評価と再活性化を通じて次世代への継承を目指している。

独自に築き上げた技術で、長崎べっ甲の歴史をつなぐ『安龍工房』

独自に築き上げた技術で、長崎べっ甲の歴史をつなぐ『安龍工房』

安龍工房の藤原慎二と藤原佳美が、長崎べっ甲の製造技術や素材不足、職人不足といった課題について語る。独自の加工技術を継承しながら、若い世代にも手に取りやすいべっ甲製品づくりに取り組んでいる。

5代目の手による石塚染工:江戸小紋の新しい時代

5代目の手による石塚染工:江戸小紋の新しい時代

石塚染工5代目の石塚久美子は、伝統的な江戸小紋の技術を受け継ぎながら、現代的な色彩やデザインを取り入れた製作に取り組んでいる。若年層への普及を目指したバッグ開発などを通じ、伝統工芸を次世代へつなぐ挑戦を続けている。

アパレルブランド「REINA IBUKA」が紡ぐ、秩父の伝統工芸

アパレルブランド「REINA IBUKA」が紡ぐ、秩父の伝統工芸

ファッションデザイナーの井深麗奈さんは、パリで培った経験を生かし、秩父銘仙や秩父太織を用いたアパレルブランド「REINA IBUKA」を展開している。自然の美しさや伝統工芸の価値を服で表現し、地域文化の継承と発信に取り組んでいる。

120年の歴史を誇る「深川硝子工芸」で、技術を磨く職人たち

120年の歴史を誇る「深川硝子工芸」で、技術を磨く職人たち

深川硝子工芸の6代目代表取締役・出口健太が、1906年創業の同社の歩みや小樽移転の経緯、吹きガラスによる製品づくりについて語る。難易度の高いOEM製造や再生ガラスの活用を通じ、手作りガラス産業の継承に取り組んでいる。

無名のニット工場「佐藤繊維」が、世界に認められるまで

無名のニット工場「佐藤繊維」が、世界に認められるまで

山形県寒河江市の佐藤繊維代表・佐藤正樹は、無名のニット工場から独自ブランドを世界へ発信する企業へ成長させた。ウール産業の歴史やものづくりへの哲学を軸に、日本発の新しい文化創出への挑戦を語っている。

自然循環型のものづくりに取り組む、草木染工房 瓶屋

自然循環型のものづくりに取り組む、草木染工房 瓶屋

山形県山形市の草木染工房瓶屋は、自家栽培した藍や紅花、日本茜を用い、山形県産素材による草木染め製品を手仕事で制作している。植物を育てるところから染色、再利用までを一貫して行い、自然循環型のものづくりと「移ろうものの美しさ」を次世代へ伝えている。

着物に囚われず、伝統技術の可能性を追求する金彩上田

着物に囚われず、伝統技術の可能性を追求する金彩上田

京都市北区の金彩上田で職人として活動する上田奈津子は、母とともに工房を運営し、金彩の技術継承と認知拡大に取り組んでいる。着物に限定せず異業種との協業やアート制作、情報発信を通じて、伝統技術の新たな可能性を追求している。

越前和紙の伝統をつなぐ、五十嵐製紙が挑む課題

越前和紙の伝統をつなぐ、五十嵐製紙が挑む課題

五十嵐製紙の伝統工芸士・五十嵐匡美が、越前和紙の製造工程や原料不足、後継者不足といった産地の課題について語る。食品由来のフードペーパー開発や技術継承への取り組みを通じ、越前和紙の未来を切り開こうとしている。

伝統の技法を受け継ぐ職人たちの誇り:池田絣工房

伝統の技法を受け継ぐ職人たちの誇り:池田絣工房

福岡県筑後市の池田絣工房4代目・池田大悟が、久留米絣の製造工程や産地の現状について語る。伝統技法を守りながら企業や大学との連携、新たな販路開拓にも取り組み、産地全体の発展を目指している。

篠原テキスタイルが織りなす、デニムの多彩な表情とその魅力

篠原テキスタイルが織りなす、デニムの多彩な表情とその魅力

篠原テキスタイル代表の篠原由起は、115年以上続く織物メーカーとして福山産デニムの魅力を発信し、自社企画による素材開発や国内外との協業を進めている。テンセル™やリサイクル素材を活用した上品なデニムづくりを強みに、福山の産地価値向上と海外展開に取り組む。